缶コーヒーなどで「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違い

缶コーヒーなどで「コーヒー」と「コーヒー飲料」の違い

「コーヒー」と「コーヒー飲料」は「コーヒー飲料などの表示に関する公正競争規約に基づく区別」というもので差別化されています。

内容量100グラム中の生豆使用量の内、5グラム以上使用しているのが「コーヒー」で、2.5グラム以上5グラム未満使用しているのが「コーヒー飲料」となります。

又、コーヒー飲料の中でも乳固形分3%以上を含むものは「乳および乳製品の成分規格に関する省令」を基準として「乳飲料」に区分されます。(カフェオレやミルクココアなどが該当する場合があります)

缶コーヒーは豆のブレンド、抽出の方法などによって手軽に一気飲み出来てしまうものから、本格的な味わい深いものに分けられます。今では消費者が求めている味を出すことを可能とした多種多様な缶コーヒーが発売されています。

缶コーヒーは日本で、1969年に開発されました。自動販売機が大衆に普及してきたのと同時に、全国で手軽にコーヒーが飲めるようになり、缶コーヒー市場は急速に拡大されていきました。

当初「コーヒー」と「コーヒー飲料」という差別化はありませんでしたが、「自動販売機」が普及し販売競争が激しくなったのと同時に、1975年に発生した「ブラジル大霜害」の影響により、生豆が採取出来なくなり、生豆の価格が一気に高騰しました。

それに伴い代替物や低濃度製品を使用したものが市場に流れてしまう恐れを生じました。安全性を図るため、業界は製造規約を定めました。1977年に公正取引委員会が正式表明した「コーヒー飲料等の表示に関する公正競争規約」によりコーヒーの差別化がされたのです。

実際喫茶店等で出されるコーヒーの生豆濃度は約10グラム程度であるため、缶コーヒーの濃度規格を高めるべきだという案もありましたが、缶コーヒーとお店で出されるコーヒーレギュラーコーヒーでは、比較に値しないとされ、現在の規格内に収まっているのです。

また当初、缶コーヒーは「コーヒー」と「コーヒー飲料」の二つだけに区分されるはずでしたが、「低濃度の瓶入りコーヒー」も対象とされ三つとなりました。