ココア・カカオの違い

ココア・カカオの違い

「カカオ」は熱帯地域(中央アメリカから南アフリカ)に自生する常緑樹です。「ココア」は年2回程収穫されるカカオ豆から作られた固形物、主に飲料として利用されるものです。

カカオはアオイ科の常緑樹で、南米からアメリカ大陸の熱帯地域に自生する植物です。カカオの樹木の生育段階には特徴があり、広い土地で大規模に栽培を行う事が難しいのです。

果実は15~30センチ、直径10センチ程で枝からぶら下がり約半年程で成熟します。中には約40~60個もの種子が入っている、これがカカオ豆といわれています。形はアーモンドのような形状で、割ると5つづつ綺麗に並んで生育していきます。

焙煎したカカオ豆を粉末状にすり潰したものが、カカオマスといわれるものです。これは、ココアの精製にもチョコレートの製造にも共通して利用されます。

カカオマスを絞るとココアバターとココアパウダーが得られます。ちなみにこのココアバター(油脂分)を多く残して精製したものが、チョコレートなのです。

果実5個(種子で約300個)くらいで、約1リットルのココアバターが出来上がります。カカオ豆の約半分は脂肪分で出来ていますのでこれがココアバターとなるのです。人間の体温程度でも溶けるため薬の基材や化粧品の成分として利用されます。

カカオマスからココアバターを除去して残ったものを、乾燥して粉状にしたものがココアパウダーです。このココアパウダーを溶かした飲みものをココアと言います。一般に販売されている「ココア=(成分)調整ココア」ともいわれ、砂糖や乳製品が含まれています。

ココアに含まれる「ポリフェノール(フラボノイド)」「テオブロミン」「リグニン」などの成分は、健康に効果があるとされています。

テレビでも取り上げられて話題になりました、利尿効果や抗酸化作用・血圧の安定などに期待がされています。19世紀まではカカオ豆で物が取引されていたそうですので、昔からこういった効果は知られていたのでしょう。