「ウインナー」と「ソーセージ」の違い

「ウインナー」と「ソーセージ」の違い
ソーセージのことをウインナーと呼ぶことが良くありますが、「ウインナー」がどのようなソーセージのことを指すのかはご存知でしょうか。ソーセージの歴史を交えつつ、ウインナーについて解説していきましょう。

ソーセージはどこで誕生したかははっきりしておらず、今から3500年前にはエジプト、中近東のバビロニア地方でソーセージに似た食べ物が食べられていたという伝承があります。因みにソーセージの語源は「塩漬けにして貯蔵された肉」を意味するラテン語の「salsus」からきています。

ソーセージに関する記述がある最古の文献としては、古代ギリシアの叙事詩「オデュッセイア」で既に山羊の胃袋に血と脂身を詰めた兵士の携行食として登場しており、その歴史はハムよりも古いことが明らかとなっています。

この他にも古代ギリシアの都市国家の広場には腸詰め屋があったという伝承があり、ギリシアが持つ多くの植民地から交易によって各地から様々な香辛料が持ち込まれ、現在と変わらないようなソーセージが存在していたと思われます。

日本にソーセージが伝わったのは、第一次世界大戦で捕虜として連れてこられた5名のドイツ人が伝えたとされています。終戦後も捕虜となったドイツ人の何人かは日本に留まり、日本にソーセージの文化を広めることに貢献しました。

長い歴史を持つソーセージですが、「ウインナー」ソーセージとは、どのようなソーセージを指すのでしょうか。JAS(日本農林規格)によれば“羊の腸を使用した太さ20mm未満のもの”をウインナーソーセージと呼ぶようです。

日本のソーセージにはこの他にも様々な規格があり、豚の腸を使用し、太さ20mm以上36mm未満のものを「フランクフルト」、牛の腸を使用し、太さ36mm以上のものを「ボロニア」ソーセージと呼んでいます。

ウインナーソーセージの「ウインナー」の由来としては、オーストリアの首都ウィーンからきているとされており、ウインナーとは“ウィーン風のソーセージ”ということになります。

「ウインナー」と「ソーセージ」の違いは、ウインナーがソーセージの規格のうちの一つであるという訳なんですね。