ノーマルヒルとラージヒルの違い

ノーマルヒルとラージヒルの違い
ノーマルヒルもラージヒルは共にスキージャンプの種類です。ジャンプ台の高さや形状、長さ、K点までの距離などによって呼び方が違うようです。

ノーマルヒル、ラージヒルは冬季オリンピックの共通正式種目です。スキージャンプのワールドカップでは、男子はラージヒルとフライングヒルが開催されていますが、観戦側のスペクタル性の観点から、近年ノーマルヒルは開催されていません。

通常これらのスキージャンプは個人競技として行われますが、ラージヒルやフライングでは国対抗で団体戦も行われます。女子は年2試合程度行われるラージヒルを除いてすべてノーマルヒルで行われています。

ノーマルヒルは一般的にK点90メートル、かつては「70メートル級」と呼ばれました。

ラージヒルは一般にK点120メートルで、かつては90メートルと呼ばれました。

K点とは、スキージャンプ競技におけるジャンプ台の建築基準点のことです。ドイツ語で建築基準点を意味するKonstruktionspunktに由来します。

K点は、ジャンプ台の着地斜面の下部に位置し赤い線が引かれておりこの位置を境にして着地滑走路の傾斜曲率が変わります。

採点法では、K点を飛距離の基準にし、K点に着地した飛躍に対し60点が与えられます。
着地地点がK点に達しなかった場合は減点され、超えた場合には加算されます。減加点される点数はジャンプ台の規模により異なりますが、ノーマルヒルでは2点/メートル、ラージヒルでは1.8点/メートルです。

着地区間の開始点はP点と呼び、青い線が引かれています。

着地地点とは、前途の傾斜路の曲線が着地時に危険が伴うことからこれ以上飛ぶと危険であるという極限点を意味するkritischer Punktの意味として1972年に開催された札幌オリンピック当時は用いられてました。

競技中においても最も飛距離の長い選手であっても着地地点がK点を超えないように大会運営者はスタート地点の高さや助走路の長さを調節して設定していました。

その後、滑空中の姿勢を含む滑空技術、着地技術、競技服等が大幅に進歩したことにより、ジャンプ場の完成時に固定されていたK点越えジャンプが可能になり、極限点は意味を失いました。

ノーマルヒルとラージヒルの違いは、K点の違い、K点とは着地領域の赤い線のことです。