痴呆症と認知症の違い

痴呆症 認知症 違い
以前は認知症という言葉はなく、痴呆といわれていたが、偏見や差別のニュアンスがあるとして平成16年に痴呆症から認知症に名前が変わりました。

痴呆症は、一度獲得した知能が後天的な大脳の器質的障害のため進行して低下していく状態をいい、老年痴呆、進行麻痺、アルコール精神病、頭部外傷、てんかん、統合失調症などによって発症することがあります。

認知症は、後天的な脳の器質的障害により、いったん正常に発達した知能が不可逆的に低下した状態を言います。

これに対して先天的に脳の器質的障害があり運動の障害や知能発達面での障害が現れる状態は、知的障害や先天的に認知の障害がある場合は認知障害ということがあります。この病気は犬や猫などにも発症します。

単に老化による物覚えが悪くなるといったことは誰にでも起こることなので含まず、病的に能力が低下するもののみを差します。

また統合失調症などによる判断力の低下は認知症には含まれず、また頭部の外傷により知能が低下した場合などは高次脳機能障害と呼ばれます。

分類として皮質性認知症と皮質下性認知症という分類にされることがあります。血管障害性と変性性といった分類もあります。

認知症の原因となる主な疾患には、脳血管障害、アルツハイマー病などの変性疾患、正常圧水頭症、ビタミンなどの代謝、栄養障害、甲状腺機能低下などがあり、これらの原因により生活に支障をきたすような認知機能障害が表出してきた場合に認知症と診断されます。

認知症と痴呆症は殆どが名前が変わったほかありません。

もともと頭の中にある培ってきた知能がなんらかの障害によって低下していくというこういった障害は誰でもなりうるものです。日頃から意識したり、食生活を見直すなど防げるところを防ぐことでこういった病気は少しでも回避できるのではないでしょうか。

機能まで覚えていられたことが今日忘れていたりと、進行するスピードは年齢によって変わるものの比較的早くなっています。

こういった今でいう認知症患者さんが少しでも減ることを願いたいですね。