「国立公園」と「国定公園」の違い

「国立公園」と「国定公園」の違い
「国立公園」とは「自然公園法」を準拠として、国を代表する自然公園です。環境大臣指定のもと自然の風景を保護し、利用促進を図る目的があります。国の予算で管理しています。

「国定公園」とは「国立公園」以外の優れた風景のある場所を、「都道府県」が管理と保護をしています。予算も含まれています。国定公園として指定するのは環境大臣で、国立公園と同じです。

また国立公園、国定公園共に「自然公園法」が適用されています。

自然公園法とは昭和32年に定められました。概要は優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的(第1条)として定められた法律です。

また平成22年には「自然公園法及び自然環境保全法の一部を改正する法律(平成21年6月3日法律第47号)」が施行され、国立公園と国定公園内での生態系を維持、回復を事業に加えると言う規定が増えました。それに伴い「海中公園」が「海域公園」と改変されました。

国立公園は他の国にも存在します。世界最初の国立公園はイエローストーン国立公園です。これは1872年第18代アメリカ合衆国大統領だったユリシーズ・S・グラントによって指定されました。

日本では1934年に瀬戸内海国立公園、雲仙国立公園、霧島国立公園の3か所が最初の指定を受けました。

2014年3月5日までに34箇所の国立公園が指定されてきましたが、台湾の大屯山、新高阿里山、次高タロコについては日本の統治権が消滅したので、現在では31箇所の国立公園が存在しています。

国定公園は1950年7月の「琵琶湖国定公園」や「佐渡弥彦国定公園」「耶馬日田英彦山国定公園」の3箇所が指定されました。

2007年8月までには62箇所の国定公園が指定されていましたが、国立公園として指定を受けた箇所があり、国定公園としては現在56箇所が存在しています。