憲法と法律の違い

憲法 法律 違い
憲法は、国家権力の組織や権限、統治の根本規範(法)となる基本原理、原則を定めたほう規範をいいます。(「法的意味の憲法」)
ただし、法規範ではなく国家の政治的統一体の構造や組織そのものを指す場合もあります。(「事実的意味の憲法」)

近代的な立憲主義においては、憲法の本質は基本的人権の保障にあり、国家権力の行使を拘束・制限し、権利・自由の保障を図るためのものであるとされています。

憲法の歴史・・・各国の歴史のそれぞれの時代、特に近代以降の諸制度を論述するときに法制面に注目した場合「憲法史」または「国制史」と呼ばれます。

比較憲法の論述では、憲法制定時に影響を与えた国と影響を受けた国のそれぞれの相互関係の系統を捉えることができます。

法律は、社会生活の秩序を維持するために、統治者や国家が定めて人民に強制する規範であり法です。

憲法に基づいて国家の立法機関により制定される成文法です。

一般的にイメージされる法の属性としては、一定の行為を命令、禁止、授権すること、違反したときに強制的な制裁(刑罰、損害賠償)などが課せられること、裁判で適用される規範として機能することなどがあげられます。

法律は2種類あります。

・形式的法律
近代以降における法律は、議会の議決を経て制定されます。
この点に着目して、法律を憲法、命令などのほかの法形式と区別するとき、それを形式的法律と呼びます。

・実質的意味の法律
国民主権の観念が広く認められている現代においては、「自由と財産に関する」という限定を付さずに、一般的・抽象的な法規範とみなす立場が多く見られます。

この立場は、そのようにみなすことで、法律の一般性(不特定多数の個人・事件に対する、平等な法の適用)が担保され、法治主義に適うと考えます。(法規の現代的理解のひとつ)一般に、日本国憲法下における実質的意味の法律は、一般的・抽象的な法規範を指すとされます。